チヂミコンブおろし納豆そば
トロロコンブ(加工品ではない)を茹でて叩いて粘りを出して、それを大根おろしと和えて混ぜ混ぜして食べる。
懐かしい故郷の味を真似て作ったのだけれど、チヂミコンブのこれは思ったほど粘りが弱かった。
先日の記事でも言いましたが、粘りが弱いのは物足りないのだけれど、良く言えば『喉を詰まらせることなく食べやすい』ということで、それはそれでこの昆布の特徴でもある。
なので、その弱い粘りの特徴を活かし何かに使ってみようと思った。
そうだ!
大好きな〝おろし納豆そば〟にトッピングしてみよう。
大粒の十勝納豆をたたいて引き割り、ネギは柔らかで香りの良い伸びきってない青い部分、そして、チヂミコンブと大根おろしを混ぜ、ほんの少しの2杯酢で味付けした。
あらパパさん、蕎麦は打てないので市販品の『北の年輪 更科そば』を使い、かけ汁は自家製かえし1に対し、魚介類と昆布でとった濃厚ダシ3を合わせ、冷蔵庫で1週間以上熟成させた、あらパパさんの特製の辛汁。
思った通り、ウマイ
納豆とチヂミコンブの粘りが共鳴するのか、特製の辛汁とそばに全てが程よく絡む。
食べて美味しかったり、良い使い方を発見したりする度に、その昆布の特徴が分かってくる。
最近は特に思うようになってきたのだけれど、昆布の特性や特徴に、〝どこの何がナンバーワン〟ということではなく、どこのどんな昆布にも、それぞれに特性や特徴があるので、ダシや柔らかさ、食感や風味や粘りなど、その特性やそれらの強弱である特徴も、槇原敬之の作詞作曲した『世界に一つだけの花』ではありませんが、それぞれがオンリーワンなんだなぁ~!!
どの種類の昆布も、食べ方や使い方、それぞれに良いところがあると言うことですね。
あらパパさんは25年間、仕事を通して昆布の品質を見ながら特徴や特製をみてくることができました。そして、それと同時に、六感をフルに使って昆布の美味しさも味わってきました。
なので、その昆布の特性と特徴を活かした生産方法も、今では気になってくるところです。